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管理組合向け情報コーナー -修繕工事用語集

建設用語解説

用語をクリックすると、説明が現れます。

あ行
朝顔養生
足場掛け払い時及び本工事中、資機材の落下保護のために設ける棚。
アスファルト防水
アスファルトを防水層としたもの。コンクリートにより防水層を保護し、
屋上・ルーフバルコニー等に施工されることが多い。
アスファルト露出防水
アスファルトを防水層としたもの。防水層が露出されており、非歩行の屋上に施工されることが多い。
維持保全
既存建築物の初期の性能及び機能を維持するために行う保全。
浮き
下地とモルタルや塗り材等の仕上材が剥れかかっている状態。
浮き補修
剥離部分にエポキシ樹脂(接着剤)を注入することにより、一本化させること。
エフロレッセンス(白華現象)
コンクリート構造物に雨水等が浸入し、セメントの成分が水に溶けて析出した白い結晶物。

軒裏からのエフロッセンス 軒裏からのエフロッセンス エフロッセンス説明図01 エフロッセンス説明図02
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か行
改修
劣化した建物等の性能・機能を初期の水準を超えて改善すること。
改良保全
既存対象物の初期の性能又は機能を上回って改良するために行う保全。
クラック補修
コンクリート表面に発生した亀裂部分(幅0.2㎜以上)にエポキシ樹脂(接着剤)を注入し、雨水等の進入を防ぐ。
クレセント
サッシ用の戸締り用金物(鍵)。
欠損
コンクリートやモルタルが欠けている状態をいう。
欠損補修
モルタル仕上部分の欠損について、樹脂入りモルタルによって補修する。
ケレン
下地調整・劣化塗膜を剥がし、既存塗膜の目荒しをする。
高圧洗浄
既存外壁塗装面に付着しているホコリやカビ類、あるいは剥離しかかっている塗膜を高圧水を吹付けて洗浄することによって除去し、塗替塗料の付着力を助ける。
更新
劣化した部位・部材や機器などを新しい物に取り替えること。
コールドジョイント
連続して打設すべきコンクリート打込み作業において間隔が空いてしまったため一体化されていない接合部。
コンクリート
セメント、砂利、砂、水を練り混ぜてできたもので、建物では躯体という。
さ行
シート防水
一般に下地の動きに対し追従性が良好で、工程数が少ないなどの特徴があり、合成ゴム・塩化ビニル等の薄いシートを接着剤で下地に単層または2層張りしたもの。
既存防水材の改修に施工されることが多い。
シート養生
工事中に有機材や塗料が飛散するのを防ぐためにシート足場全面に張る。
シーリング(コーキング)
パテ状の充填材でサッシ廻りやコンクリートの打継ぎ等の目地を詰めること。
修繕
劣化した部位・部材等又は機器の性能・機能を初期の水準又は実用上支障のない状態まで回復させること。ただし、保守の範囲に含まれる定期的な小部品の取替え等は除く。
ジャンカ
コンクリート内の骨材が密集し、空隙ができている不良部分。
た行
タイル洗浄
タイル面に付着したホコリ、油脂類を専用洗浄剤・高圧洗浄でクリーニングを行う。
単管足場
建物が近接していて、枠組で組み立てられない場合使う足場で、単管パイプで組み立てる。
大規模修繕(建築)
建物の一側面、連続する一面全体又は全面に対して行う修繕をいう。
大規模修繕(電気・機械)
機器、配線(配管)の全面的な更新を行う修繕をいう。
中性化
コンクリートやモルタルは本来アルカリ性だが、表面から空気中の炭酸ガスの影響を受けて水酸化カルシウムが炭酸カルシウムとなり、アルカリ性が失われていく劣化現象。

コンクリートの中性化測定 コンクリートのコア抜き作業 コンクリートのコア試薬噴霧 コンクリートの中性化深度測定中
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点検
既存対象物の機能状態や減耗の程度などをあらかじめ定められた手順により調べること。
鉄筋爆裂(鉄筋露出)
コンクリートの亀裂から雨水等が浸入することにより鉄筋が錆びて膨張しコンクリートを破壊している状況をいう。

鉄筋爆裂(鉄筋露出)説明図01 鉄筋爆裂(鉄筋露出)説明図02 鉄筋爆裂(鉄筋露出)説明図03 鉄筋爆裂(鉄筋露出)説明図04
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塗膜防水(とまくぼうすい)
合成樹脂系の材料を数回塗布し、被膜を形成して防水する方法。
防水層厚としては、上記のものと比較すると薄いが、施工性能が良いのでバルコニー・廊下等に施工されることが多い。
な行
熱膨張係数
物体の温度変化に対する、体積の膨張率をいう。
は行
白亜化(チョーキング)
塗膜が分解され、粉化物が表面に付着した状態。

白亜化(チョーキング)説明図01 白亜化(チョーキング)説明図02 白亜化(チョーキング)説明図03 白亜化(チョーキング)説明図04
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剥離
表面が部分的に剥れてくること。
はつり
コンクリート、モルタル等を壊すこと。
巾木(はばき)
壁の最下部で床に接する個所に設けた横板。
バックアップ材
シール打設時のシール受けの役目をする副資材。
ひび割れ
乾燥収縮等によるコンクリート、モルタルへの亀裂。
部分修繕
大規模修繕に至らない修繕をいう。
保守
既存建築物の初期の性能及び機能を維持する目的で、周期的又は継続的に行う注油、小部品の取替え等の軽微な作業。
保全
建築物(設備を含む)及び諸施設、外構、植栽などの対象物の全体又は部分の機能及び性能を使用目的に適合するようにすることであり、維持保全と改良保全とに分けられる。
ボンドブレーカー
目地工事において、適正な寸法に施工できるように深さを調整する目的で目地底に取付ける合成樹脂の発泡材。
ま行
モルタル
セメント、砂、水を練り混ぜて造られるが、コンクリートは砂利を含めたものに対し、セメントは砂利を混ぜないもの。
や行
誘発目地
ひび割れをわざとその箇所に発生させるために設けた目地。
ら行
劣化
物理的、化学的及び生物的要因により、ものの性能が低下すること。ただし、地震や火災等の災害によるものを除く。
レイタンス
コンクリート表面に発生するセメント質の粉化物。
わ行
枠組足場
鳥居枠を組み立てることによって安定した作業足場を確保できる。
A-Z
S造
スチール造の略で鉄骨造のことを指す。
長所 : じん性(柔軟さ)に富んでいる。建物自体の重量が軽く済む。
短所 : 耐火性がない。
RC造
レインフォースドコンクリート(補強されたコンクリート)の略で鉄筋コンクリート造のことを指す。
長所 : 耐火性がある。
        鉄筋コンクリートで覆われているため錆びにくい。
短所 : 建物自体の重量が重い。
SRC造
スチールレインフォースドコンクリート(補強された鉄骨コンクリート)の略で鉄骨鉄筋コンクリート造のことを指す。
長所 : 比較的小さい断面で丈夫な骨組を造ることができ頑丈である。
短所 : 建物自体の重量が重い。

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管理区分の参考例

部位 専有部分 共用部分
    専用使用部分  
天井・床・壁 躯体を除く部分(モルタル塗り・断熱材・内装ボード・間仕切り軸組・根太組・床下地材・塗装・クロス・タイル・フローリング・カーペット・畳・天井材)   鉄筋コンクリート躯体部分
玄関扉 錠・内部塗装・ドアクローザー・ドアチェーン・玄関ポスト 扉本体(外部塗装・丁番含む)  
集合郵便受 扉含む本体  
インターホン 本体(室内)・押しボタン(玄関壁に設置)・配線    
ネームプレート 氏名札 ネームプレート枠  
  窓枠・ガラス・網戸(雨戸)  
給水管 メーターから先の配管(水栓まで)   受水引込分界点から各戸メーターまでの配管
排水管 横引き管(竪管との接続部分まで)   各戸専用横引管受口から公共下水道流入口まで
給湯設備(個別設備の場合) 給湯器・給湯管    
ガス設備 メーター(ガス会社管理)から先の配管   ガス会社責任分界点から各戸メーターまでの配管
換気設備 換気扇・換気ダクト(専有部分内のもの) 換気フード(外壁取付型)  
電気設備 室内分電盤及びそれ以降の設備 各戸メーター(電力会社管理)から各戸分電盤までの配線 電力会社借室内等開閉器二次側から各戸メーターまでの電灯幹線
電話設備 室内第一受け口(電話設置場所)以降の室内配線・モジュラージャック 主端子盤(NTT管理)から住宅内第一受け口までの配線  
テレビ受信設備 室内ユニット(上下階との直列タイプ)   共同アンテナ・ブースター等配線
自動火災設備   住戸内感知器及び配線 受信盤及び室外配線
専用庭 庭の芝・樹木 庭・フェンス・門扉・垣根・階段